| 脊髄小脳変性症タイプ6発症機構 (2001.05.27 HP開設時に記載) |
脊髄小脳変性症タイプ6は、19番染色体に存在するカルシウムチャンネル
遺伝子のCAGリピートの伸長によって発症する常染色体優性の神経変性疾患で
あるとの事
優性の疾患 動物は、個々の遺伝子をそれぞれ2つづつ持っている。
脊髄小脳変性症タイプ6の原因遺伝子であるカルシウムチャンネル遺伝子も
2つある。その内の一方に、CAGリピートの伸長があるだけで発症する遺伝性疾患を「優性」と言う。両方の遺伝子に変異が入らないと発症しない遺伝子疾患は
「劣性」と言う。
カルシウムチャンネル遺伝子 細胞内にカルシウムイオンを運搬する働きをする。
カルシウムイオンは、細胞内の情報伝達に必要な物質である。
CAGリピート伸長 CAGは、グルタミンをコードする塩基配列で、その数が増えると(伸長すると)グルタミンが繰り返し存在する蛋白質が合成される。そのため
脊髄小脳変性症は別名、CAGリピート病とかグルタミンリピート病とかと呼ばれる。繰り返しグルタミンを持つ蛋白質は、本来の蛋白質のように折り畳まれないため、機能はそこなわれ、細胞内で分解されずに溜まってしまう(不溶性集合体)。
そのような細胞は死んでしまい、それが発症の原因となる。
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